ロケットの歴史

ここでは、ロケットとその開発の歴史について紹介します。

ロケットの歴史

ロケットの歴史は古く、西暦1000年頃には、中国で、今のロケット花火の形態が発明され武器として利用されていたのではないかといわれています。
記録として残っているものでは、1232年、対モンゴル戦で使用されたとあります。
中国以外では、 1792年の東インド会社とのマイソール戦争で対英国兵器として、鉄製のロケットが使用され、それに興味を持った英国が研究を重ねて、その後の戦争でも兵器として使っていたという記録が残っています。
日本では、鎌倉時代に元が攻めて来た時に使用されたといわれています。
ただ、その後は、戦国時代に狼煙として使われ、江戸時代に入ると各地で伝承されてきたとはいえ、どちらかというと、花火や祭りの道具として進化していったようです。

それから、兵器としてのロケットはなりを潜めることになります。
理由としては「安定感がなかったこと」で、コストの問題もあったのでしょう。
ただし、研究者によって理論は研ぎ澄まされていきます。
そして、その理論とともに戦争兵器としてよみがえったのが、第二次世界大戦、ナチス・ドイツで開発した、V2ロケットでした。
ただし、そのとき、すでにナチス・ドイツは崩壊を迎えており、本格的に導入する前に戦争が終わります。
それから、V2の開発に関わった人材の多くが、押収された部品とともに、アメリカとソ連に流れました。

そして、1957 年。
ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク」を打ち上げたことで、アメリカとソ連の宇宙開発競争が始まります。
1969年には、アメリカがアポロ11号によって、世界で初めての人類を月に到達させることに成功。

これからも、アメリカとソ連は、宇宙進出にお互い躍起になります。
その陰には、常に「冷戦の時代」がちらつきます。
誰もが、「次の戦場は宇宙」と考えていたからです。
ひとつの流れとして、ロケット技術とともに進化したミサイル技術は、いったん宇宙に出てから、相手の国に核ミサイルが飛んでいくという発想を身につけました。
そのため、自分の国に核ミサイルが降り注ぐのを防ぐひとつの方法として、「宇宙にいる間に全部撃ち落としてしまえ」という発想とともに、実際にうちたてられた「SDI 構想」は、「冷戦」の緊張感を教えてくれるものでした。

その後も、競争は続きましたが、アメリカとロシアの宇宙船が宇宙空間でドッキングを行ったり、協力して国際宇宙ステーションの建設にあたるなど、競い合うだけではない関係にもなっていました。
日本においては、ロケット技術発展がめざましく、現在では世界的にも高いレベルを持つまでに至っています。
その内容は、電子機器からはじまり、下町の職人が手作業でごりごりと削り出す部品に至るまで、多種多様なひろがりをみせています。

そして、現在

人工衛星により、詳細な天気を予測することが可能になったり、GPS のおかげで、初めての街でも迷わなくなったりと、現代人の生活において、なくてはならないものとなりつつあります。
これからも、次々と宇宙研究が続けられることでしょう。
わくわくする発見が今から待ち遠しいですね。